就活のスタートとして自己分析をするのが必要な人と必要ない人がいます。
自己分析の質問を回答している最中に「なんでこんなことしているんだろう」「めんどくさいな」みたいなこと思っていませんか?
もしかすると、
あなたは自己分析が必要がないのかもしれません。
必要がない方は企業分析や面接など自分が苦手とする部分を対策していたほうが、内定を多く貰うことができます。
今回はそんな自己分析の目的や必用のない理由などを中心に紹介していきます。
自己分析の本当の目的などを把握して、無駄のない就活を実現して早くに希望する企業から内定を獲得していきましょう。
自己分析の結局のする理由と目的
自己分析をする理由は以下の2つです。
- 自分という商品を知る
- 自己PRを完成させるため
まずは一つずつ、この2つの理由について解説します。
自分という商品を知る
就活は会社に自分という商品を買ってもらうための売り込みです。
そんな中、自分の長所などを把握して説明できないということは、売り込む商品の説明ができないのと同じなのです。
上手く説明ができなければ自分をアピールできないと同じなので、たとえ会社とあなたのニーズが合っていても内定を貰えるはずなのに貰えません。
会社の面接官があなたの自己PRや志望動機について質問した時に、あなたが黙り込んでいては悪い印象を持たれてしまいます。
まず、自己分析とはあなたについて説明を求められたときに、しっかり説明できるようになるための役割を持っています。
自己PRを完成させるため
自己分析をすることで長所を含めた自分の性格やスキルの良し悪しがわかります。
当たり前ですが、ESには必ず自分の長所などを根拠を含めて書かないといけません。
面接でもあなたの長所などが必要になるでしょう。
自己分析をしなくても自分の長所や根拠をすらすら説明できたりできる人もいますが、中にはあらかじめ自分のことを把握しておかないと説明できない人もいます。
説明できない人にとって自己分析は自分にどこに魅力があるかのネタ探しにもなるので、内定をもらえる可能性を上げることができます。
もちろん、説明できる人にとってもより、自己分析は自分の理解を深めることになるので内定をもらえる可能性を更に高くすることができます。
自己分析の目的は内定を貰うため以外ない
よく言われる「自分に合った職場を見つけるため」など言われますが、もっと本質的な目的で考えると違ってきます。
自分に合った職場を見つけたいのであれば、インターンで実際の職場を見て、会社の働いている人に教えてもらって経験してみるのが一番です。
そもそも、企業に入社しても右も左もわからない状態の人が過去を振り返る自己分析をしても、自分の長所が生かせるかがわかるはずもないのです。
アルバイトなど、学生に頑張った経験と照らし合わせるのがせいぜいの限界でしょう。
自己分析とはいかに自分が職場で働いたときに、「結果が出せる、有能かもよ?」を上手くアピールするための効率をよくするツールでしかないのです。
結局なところ、就活での自己分析の目的は内定をもらうためにつながっていることになります。
自己分析が必用ない人とは
ここでは自己分析が必要ない人についてあげていきます。
必要ない人でもゆとりがあるのであれば自己分析を行い、自分の長所をより知れば更に内定をもらえる数は増えるでしょう。
ただ、もししっかりした将来のビジョンがあるのであれば、「企業分析」「会社説明会」「OG訪問」などで会社を知っていくことで、自分に合いそうな会社を見つけることができるでしょう。
まずは、自己分析が本当に必要かそうでないかを考えて、自分に最適な就活を探してみてください。
自己分析が必要ない人の条件は以下の2つに当てはまっている人です。
- 自分の強みがわかっている人
- 自己PRをすらすらいえる人
もし、この2つが当てはまった場合に「本当に自分の長所は合っているのだろうか?」と不安なのであれば、一度友達に聞いて確認してみてください。
友達が「うん」といえば自分の解釈は合っているということになりますし、悩んでいるそぶりがあるのであればその解釈は間違っているということになります。
1つずつ解説していきますので、まずは当てはまっているか考えていきましょう。
自分の強みがわかっている人
「私の長所は○○だ!」と言いきれるのであれば、自分を知る必要は自然となくなります。
なぜなら、自己分析とは自分がどのような人か分析するものなので、わかっているのであればESや面接のときに前面に出していけばいいでしょう。
ただし、自分の長所だけわかっていても次の条件が当てはまらないと、自己分析が必要ないとは言い切れません。
自己PRをすらすら言える人
自己PRをすらすら言えるも必要になります。
自己PRをすらすらいえるということは、例えば「私の長所は…」と言ったときに、その長所の根拠も説明することができるからです。
根拠とはいわば、長所であればその長所を裏付ける自分の経験などです。
この根拠を上手く説明できないと、ESに自己PRを書きあげるにも時間がかかりますし、面接でも「なぜ?」など深掘りに質問された時に答えることができない状況に陥る可能性が高くなります。
まずは、ESに実際に書いてみて「自分は本当に裏付ける根拠があるのか?」を確認してみるといいでしょう。
自己分析をする上での注意点
次に自己分析を実際にしてみた時の注意点をいくつか紹介します。
自己分析をする際は、頭の片隅にでも以下の注意点を置いておきながら自己分析をしてみましょう。
自分を知るのに終わりはない
自己分析をしてみると、
- 自分は本当にそうなのか?
- 私こうじゃない?
のように、いろいろな自分の知らない部分が出てきます。
絶対に違うと思うような結果になったり、何度も自己分析をやってしまうことはザラにあります。
ですが、自己分析にだけ時間をかけるだけでは就活は成功しません。
就活は他にも「インターン」「会社訪問」「OG訪問」「面接対策」など、しなければいけないことがたくさんあからです。
自分がこうだと納得できる自己分析ができたのであれば、見切りをつけることも大切です。
もし、不安なのであれば仲のいい友達に合っているかどうか確認してもらうと、客観的な自己分析ができます。
自己分析だけではしたいことは見つからない
自己分析は過去から現在の自分を分析する作業です。
将来に何がしたいという未来のことまでは自己分析で把握することはできません。
何がしたいというのは今までの経験によって変わったりします。
社会人になった時にしたいことが変わるかもしれませんし、見つかるかもしれません。
- 自分がどの仕事にしたい
- どの仕事が適している
というのは、インターンや企業説明会など実際に体験したり、どんな仕事かを知るまでは判断することは難しいでしょう。
自分がどんな職業で働きたいのかを自己分析でしてしまうと、答えの出ないまま悩んでしまう可能性が高いんですね。
もし、自分がどの職業で働きたいかわからない時は、自己分析で具体的にどの職業につきたいを考えるより、
- 将来どんな気持ちになりたいか
- どんな生活をしたいか
- どんな持ち味を出したいか
という風に、ざっくりでいいので自分の将来叶えたいビジョンを少し持っておくと、いざ企業説明会など言ったときに「これだ!」と思えるような企業が見つかりやすくなります。
みんなが大手企業の内定を望む理由
みんなが大手を狙う理由で
- これがしたい、あれがしたい
- ○○にこだわりがある
- この職業が俺の長所を生かせる
などよりも、
- 福利厚生が良い
- 給料が多い
- ホワイトである
のような理由で応募する就活生がほとんでしょう。
このように思ってしまうのは、まだ将来的ビジョンがしっかりと定まっていないという裏返しです。
何がしたいかわからないからこそ、羽振りがいいホワイトの大手企業が人気になってきます。
もちろん、こだわりがあって大手企業に応募する人もいるでしょう。
研究職などはそんなこだわりの強い方が多いのかもしれません。
自分が何をしたいかというのは、経験であったりが重要になってくるのです。
ただ、ほとんどの就活生は自己分析はあくまで内定をもらうためのツールで、自分が何をしたいかを見つけるのは難しいということです。
最後に、、、自己分析するべきか?
自己分析は自分を説明できない方には絶対に必要な作業です。
自分を上手く説明できるだけで、面接の印象もあがりますし、ESに書く内容の質も上がります。
ただし、自己分析だけでなく企業説明会や企業分析など、ほかの就活も重要です。
特に自分の合っている職場や業界を探すのは、実際に雰囲気を体験できるインターンが一番良いでしょう。
自己分析をしなくても、自己PRに自信のある方は、そういったインターンや企業説明会で自分に合いそうな企業をピックアップしてガンガンその会社に見合うスキルを手に入れてください。